2013年07月28日
憧れの選手に善戦
昨日から今日まで、カリフォルニアのロゼビルという都市で行われた大きなトーナメントのシングルス4.5に参加してきました
一回戦の相手は、ベトナム系アメリカ人の青年で全てのプレーがロジャにそっくり
しかも、全てのショットがいいボールで展開も速い速い
正直、なんでこんなに上手い奴がいるんだと驚きましたw
打ってるショットは既にオープンレベル
しかし、私にとってラッキーなことに、彼はトーナメント経験が浅いらしく、ナーバスになっていて安定性がなかった。。。
3-4球我慢して深くムーンボールを打っていると、向うから攻め急いでミスをしてくれる。
このミスに助けられ、なんとか7-5、6-4で今期2勝目をあげました
この試合で、前回の敗戦から取り組んできたバックハンドとセカンドサービスがいい方向で改善できているということが分かり、カリフォルニアの海抜0メートルでの緊張するトーナメントでも使い物になるという手ごたえを得ることができました
これはでかいです
そして迎えたQF,相手は断トツ優勝候補の白人選手。
体がでかくてパワフルなのに加えて、ものすごくコースのいいトップスピンボールをフォアもバックも打ってくる強敵です。
毎回優勝か準優勝をする選手なので、私もよく知っていて、いつか戦ってみたいと憧れていた選手
錦織選手にとってのロジャみたいなもんでしょうか(違うか。。。)
いざ試合が始まると、その圧倒的な展開の速さに唖然。。。
どんどん先に攻められるので防戦一方。。。
そしてトップスピンの回転量が半端ないので、バウンドしてからが物凄く加速してくる
ただでさえ海抜0メートルでボールが重いのに、さらにスピンとスピードでボールが重い重い。。。
打つボール全部浅くなるのでまた攻められてしまう。。。
結局あっという間に0-6でファーストセットを落としてしまいました
でも、ここからが昔の自分とは違いました
大学時代の自分は、今より強かったとは思いますが、頭は空っぽでした。
困難に陥った時に冷静に分析できないw
もうやけっぱちです
今回、やられっぱなしのファーストセットの中で、づっと改善の糸口を探してました。
なぜ圧倒的にやられるのか。。。もうすこし競れない物か。。。
そして、気付きました
カリフォルニアでは海抜が低くていつもボールが遅くなるので、自分はベースライン付近でかなり待ってボールを打つことを意識しています。
普通の相手なら、それでいいのですが、今戦っている相手のボールは明らかに異質。。。
そう、重さは重いですが、バウンド後のボールのスピードの伸び方に関してはむしろ海抜1500メーターの私の住む街で打っているボールに近いのです。
そこで、まず自分の立ち位置をベースラインから1メートルほど下げました。
そして、ボールを打つタイミングを自分の住む町での打つタイミングに少し早めました。
そして、展開のスピードを落として、ミスを極力減らすために打つコースは自分が絶対的な自信をもっている相手のバックサイド側に限定しました。
そしてそして、とにかくボールを強く打って、深く入れることだけに集中しました。
すると、、、、
セカンドセットと比べて、明らかにラリーが長くなり始めました。。。
相手が嫌がって無理に展開しようとしてミスをし始めました。。。
そして、次の一手として、数回ラリーを続けてから、突然フォア側にショートクロスを打つようにしました。
これも、自分にとって深いクロスボールより自信のあるショット(正確には深く打てないw)なので。
そして、相手がランニングショットを打たされて、浅くなったらもうけもの。すかさずコート内に踏み込み、ライジングで相手のバックサイドに浅くて弾まないスライスボールを送りネットへ。。。
そしてそして相手が体勢を崩し、いいパッシングショットやロブが上げられない状態にして、難なくオープンコートにエース
これがはまりました
なんとかサービスゲームをホールドできるようになりセカンドセットは5-5と予想外の接戦に
しかし、5-6出迎えた私のサービスゲームでまさかのDF連発で、最後は地力で勝る相手に押し切られてしまいました。。。
いやー、楽しかった
私はこういう試合がしたかったんです
強い相手とこういう駆け引きをしたくて、負けても負けても4.5に留まり続けたんです。
自分が今までやってきたことが間違いではなかったと今日確信できました
40代にして自分は確実に強くなってきています
20代の頃とは違う、冷静さ、老獪さと言うあらたな武器が確実に付いて来ています。
冷静に考えながら試合を戦えるようになってきています。
シングルス4.5優勝という一つの目標が、おぼろげながらに見えてきました。
今日また見つかった課題を胸に、明日も練習を頑張ってこようと思います

一回戦の相手は、ベトナム系アメリカ人の青年で全てのプレーがロジャにそっくり

しかも、全てのショットがいいボールで展開も速い速い

正直、なんでこんなに上手い奴がいるんだと驚きましたw
打ってるショットは既にオープンレベル

しかし、私にとってラッキーなことに、彼はトーナメント経験が浅いらしく、ナーバスになっていて安定性がなかった。。。
3-4球我慢して深くムーンボールを打っていると、向うから攻め急いでミスをしてくれる。
このミスに助けられ、なんとか7-5、6-4で今期2勝目をあげました

この試合で、前回の敗戦から取り組んできたバックハンドとセカンドサービスがいい方向で改善できているということが分かり、カリフォルニアの海抜0メートルでの緊張するトーナメントでも使い物になるという手ごたえを得ることができました

これはでかいです

そして迎えたQF,相手は断トツ優勝候補の白人選手。
体がでかくてパワフルなのに加えて、ものすごくコースのいいトップスピンボールをフォアもバックも打ってくる強敵です。
毎回優勝か準優勝をする選手なので、私もよく知っていて、いつか戦ってみたいと憧れていた選手

錦織選手にとってのロジャみたいなもんでしょうか(違うか。。。)

いざ試合が始まると、その圧倒的な展開の速さに唖然。。。
どんどん先に攻められるので防戦一方。。。
そしてトップスピンの回転量が半端ないので、バウンドしてからが物凄く加速してくる

ただでさえ海抜0メートルでボールが重いのに、さらにスピンとスピードでボールが重い重い。。。
打つボール全部浅くなるのでまた攻められてしまう。。。
結局あっという間に0-6でファーストセットを落としてしまいました

でも、ここからが昔の自分とは違いました

大学時代の自分は、今より強かったとは思いますが、頭は空っぽでした。
困難に陥った時に冷静に分析できないw
もうやけっぱちです

今回、やられっぱなしのファーストセットの中で、づっと改善の糸口を探してました。
なぜ圧倒的にやられるのか。。。もうすこし競れない物か。。。
そして、気付きました

カリフォルニアでは海抜が低くていつもボールが遅くなるので、自分はベースライン付近でかなり待ってボールを打つことを意識しています。
普通の相手なら、それでいいのですが、今戦っている相手のボールは明らかに異質。。。
そう、重さは重いですが、バウンド後のボールのスピードの伸び方に関してはむしろ海抜1500メーターの私の住む街で打っているボールに近いのです。
そこで、まず自分の立ち位置をベースラインから1メートルほど下げました。
そして、ボールを打つタイミングを自分の住む町での打つタイミングに少し早めました。
そして、展開のスピードを落として、ミスを極力減らすために打つコースは自分が絶対的な自信をもっている相手のバックサイド側に限定しました。
そしてそして、とにかくボールを強く打って、深く入れることだけに集中しました。
すると、、、、
セカンドセットと比べて、明らかにラリーが長くなり始めました。。。
相手が嫌がって無理に展開しようとしてミスをし始めました。。。
そして、次の一手として、数回ラリーを続けてから、突然フォア側にショートクロスを打つようにしました。
これも、自分にとって深いクロスボールより自信のあるショット(正確には深く打てないw)なので。
そして、相手がランニングショットを打たされて、浅くなったらもうけもの。すかさずコート内に踏み込み、ライジングで相手のバックサイドに浅くて弾まないスライスボールを送りネットへ。。。
そしてそして相手が体勢を崩し、いいパッシングショットやロブが上げられない状態にして、難なくオープンコートにエース

これがはまりました

なんとかサービスゲームをホールドできるようになりセカンドセットは5-5と予想外の接戦に

しかし、5-6出迎えた私のサービスゲームでまさかのDF連発で、最後は地力で勝る相手に押し切られてしまいました。。。
いやー、楽しかった

私はこういう試合がしたかったんです

強い相手とこういう駆け引きをしたくて、負けても負けても4.5に留まり続けたんです。
自分が今までやってきたことが間違いではなかったと今日確信できました

40代にして自分は確実に強くなってきています

20代の頃とは違う、冷静さ、老獪さと言うあらたな武器が確実に付いて来ています。
冷静に考えながら試合を戦えるようになってきています。
シングルス4.5優勝という一つの目標が、おぼろげながらに見えてきました。
今日また見つかった課題を胸に、明日も練習を頑張ってこようと思います

2013年07月01日
ユバシティトーナメント
先週末に今期第4戦、ユバシティという場所で行われた4.5シングルストーナメントに参加してきました
結果は一回戦で負けで、スコアは6-7、5-7
もう、今回は不満爆発で納得できないことのオンパレードで、あまりの悔しさで、このブログに結果を書く気にもなれず、一週間が過ぎてしまいました。
でも、今日リリースされた私が大ファンの錦織選手の公式ブログに、とても共感できる言葉が書かれていて、凄く参考になる意見でしたので、それを自分のブログに残しておくために、ブログを更新することにしました。
以下、錦織選手の公式ブログからの引用です。
「今回試合中に気づいたことなんですけど
緊張っていうと何かもやもやした物っていうイメージがありますが
緊張っていうのは全て自分でコントロールできるもんなんだなと。今更ながらに思いました。
緊張する理由っていうのはいろんな所からきていますが、試合に勝ちたい、負けれない、いいプレーができるかな?まぁあげれば100こぐらいでてきます。
それも全部自分自身が作り上げてること。
今回久しぶりに思いましたが、勝負事っていうのはやはり楽しいなと。試合中に考えてました。
まずは勝つことよりも自分の全てをコートに置いてくる。
このシンプルな考え以外他には必要ないんだなと。
後は楽しむこと。
そして勝ちたい、負けたくないという気持ちが最後の一歩を後押ししてくれる。
意外とシンプルな考えで整理はつくんだということを再認識しました。
人から聞いた言葉なんですけどいつも頭に入れてる言葉があります。
緊張してるということは自分が戦闘モードに入ってるということ
なので緊張してない方がおかしいわけです。」
引用おわり(From KEI NISHIKORI.COM)
今まさに、私が考えていることとかなり近い意見なので本当に驚きました。
トッププロの選手でもこういうことを考えるもんなんですねー
私も常々考えているのですが、緊張することは止められません。これは仕方の無いことなんですよね。
医学的に言えば、自律神経の中には交感神経と副交感神経という2つの相反する神経系があって、2つが上手くバランスをとっているのですが、ゆったりと休んでいる時には副交感神経が優位になって、戦いの時には交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると、心臓の鼓動が早くなってドキドキし、手に汗をかき、筋肉の活動性が亢進して暑くなり、体の震えもきます。これが、すなわち緊張というものです。
ですから、戦いである試合で緊張するのは当たり前で、緊張した状態で自分のテニスにどういう変化が起きるのか、それを知り、それをいい方向に向ける技術や方法を見つけることが緊張と上手く付き合っていくコツなんですね。
そういう意味で、今回の敗戦も、いろいろ不満はありますが、得る物もたくさんありました。
フォアハンドはいい感じでよくなってきていることが再確認できました。自分のフォアハンドの改善方向は間違ってはいないようです。
また、今回バックハンドの欠点が浮き彫りになり、緊張した中でいいバックハンドが打てるようになるためには、大きく改善する必要がある事に気付きました。
今も自分のテニスに対する課題は山のようにあり、まだまだ足りないことばかりですが、これらのことは全てトーナメントに出て、緊張の中本気で勝とうと努力して、悔しい負けを繰り返してるからこそ得られる物で、もしトーナメントに参加せずに、この悔しい負けが無ければ、もしかしたらとっくにテニスに飽きてしまってテニスを辞めてるかもしれません。
色々ありますが、やっぱり本気で誰かと勝負するトーナメントは楽しいし、たくさんのことを得られます。
今日出会った錦織選手の言葉から、改めてテニスの面白さを再確認させていただきました。
錦織選手ありがとう。
これからも、また幾多の悔しい負けが待っているとは思いますが、私はテニストーナメントに出続けようと思います
ps:下の写真は今回のトーナメントの参加賞です
いろいろ不満だらけの大会でしたが、いい物を貰えたことは素直に嬉しいです
このストラップの文字はまさに私の心そのものです。
この気持ちを一生忘れずに持っていたいと思います


結果は一回戦で負けで、スコアは6-7、5-7

もう、今回は不満爆発で納得できないことのオンパレードで、あまりの悔しさで、このブログに結果を書く気にもなれず、一週間が過ぎてしまいました。
でも、今日リリースされた私が大ファンの錦織選手の公式ブログに、とても共感できる言葉が書かれていて、凄く参考になる意見でしたので、それを自分のブログに残しておくために、ブログを更新することにしました。
以下、錦織選手の公式ブログからの引用です。
「今回試合中に気づいたことなんですけど
緊張っていうと何かもやもやした物っていうイメージがありますが
緊張っていうのは全て自分でコントロールできるもんなんだなと。今更ながらに思いました。
緊張する理由っていうのはいろんな所からきていますが、試合に勝ちたい、負けれない、いいプレーができるかな?まぁあげれば100こぐらいでてきます。
それも全部自分自身が作り上げてること。
今回久しぶりに思いましたが、勝負事っていうのはやはり楽しいなと。試合中に考えてました。
まずは勝つことよりも自分の全てをコートに置いてくる。
このシンプルな考え以外他には必要ないんだなと。
後は楽しむこと。
そして勝ちたい、負けたくないという気持ちが最後の一歩を後押ししてくれる。
意外とシンプルな考えで整理はつくんだということを再認識しました。
人から聞いた言葉なんですけどいつも頭に入れてる言葉があります。
緊張してるということは自分が戦闘モードに入ってるということ
なので緊張してない方がおかしいわけです。」
引用おわり(From KEI NISHIKORI.COM)
今まさに、私が考えていることとかなり近い意見なので本当に驚きました。
トッププロの選手でもこういうことを考えるもんなんですねー

私も常々考えているのですが、緊張することは止められません。これは仕方の無いことなんですよね。
医学的に言えば、自律神経の中には交感神経と副交感神経という2つの相反する神経系があって、2つが上手くバランスをとっているのですが、ゆったりと休んでいる時には副交感神経が優位になって、戦いの時には交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると、心臓の鼓動が早くなってドキドキし、手に汗をかき、筋肉の活動性が亢進して暑くなり、体の震えもきます。これが、すなわち緊張というものです。
ですから、戦いである試合で緊張するのは当たり前で、緊張した状態で自分のテニスにどういう変化が起きるのか、それを知り、それをいい方向に向ける技術や方法を見つけることが緊張と上手く付き合っていくコツなんですね。
そういう意味で、今回の敗戦も、いろいろ不満はありますが、得る物もたくさんありました。
フォアハンドはいい感じでよくなってきていることが再確認できました。自分のフォアハンドの改善方向は間違ってはいないようです。
また、今回バックハンドの欠点が浮き彫りになり、緊張した中でいいバックハンドが打てるようになるためには、大きく改善する必要がある事に気付きました。
今も自分のテニスに対する課題は山のようにあり、まだまだ足りないことばかりですが、これらのことは全てトーナメントに出て、緊張の中本気で勝とうと努力して、悔しい負けを繰り返してるからこそ得られる物で、もしトーナメントに参加せずに、この悔しい負けが無ければ、もしかしたらとっくにテニスに飽きてしまってテニスを辞めてるかもしれません。
色々ありますが、やっぱり本気で誰かと勝負するトーナメントは楽しいし、たくさんのことを得られます。
今日出会った錦織選手の言葉から、改めてテニスの面白さを再確認させていただきました。
錦織選手ありがとう。
これからも、また幾多の悔しい負けが待っているとは思いますが、私はテニストーナメントに出続けようと思います

ps:下の写真は今回のトーナメントの参加賞です


このストラップの文字はまさに私の心そのものです。
この気持ちを一生忘れずに持っていたいと思います

